yattraブログ

島根県の中山間地域でヤギやウコッケイたちと持続可能な農的暮らしをはじめました。無農薬のお米や野菜をつくっています。

正しい方向

本日25日はお休みです。今月は、明日(26日)と27日のオープンになりますのでよろしくお願いいたします。


雨の日は湿度と植物の匂いに囲まれて語り合ったり静かに時を過ごしてみたいですね



話は変わりますが、patagoniaのカタログ冊子にいつも感銘を受けています。


2017年5月号の中で特集されているのは、双胴型航海カヌー「ホクレア」。風とともに長期に渡って大洋を横断しています。


35年間ホクレアの舵をとってきた、船長のナイノアは素晴らしい言葉を私たちに伝えてくれます。


「風に指示を出すわけじゃない」「風がどうするかを教えてくれる」


「世界中をめぐりながら行く先々で気づいたのは、人は異なるというよりも、むしろ似ているということでした。

(中略)人も大地も海も空気も、すべてが現代生活のストレスの下で苦しんでいます。私たちの無意識の選択が、地球家族の生活の質と共有する惑星に悪影響を与えているのです。

(中略)航海の途中、立場の異なるあらゆる人たちが未来の世代のために、世界をより健康で安全な場所にしようと取り組む姿を見てきました。100か所の港に寄港して数千の人に出会いましたが、私たちにわかっているのは、これは私たちが訪れることのできた世界のほんの一部でつづられた希望の物語−つまり貴重な花を編み上げるための細い糸にすぎないということです。実際は毎日何百万もの人たち−人種や地理や言語や経済によって定義される文化ではなく、優しさと思いやりによって定義される共通の文化で結ばれた人たち−によって何千もの物語や旅が生み出されている。それを私たちは想像することしかできません。何百万もの他人同士が、鼓動を合わせ、地球と地球に暮らす人々をいたわる活動に取り組んでいます。そしてこの活動から、私たちが地球という島をより良い目的地に導くためにたどるべき星の光が現われます。

 世界中のどのような地域、あるいはどのような人によるものでも、地球全体をより良くするのは、思いやりのあるひとつひとつの行為です。私たちと一緒に先人たちに敬意を払い、祝福しましょう。そして私たちの足跡をたどる次世代を守るために、いまみずから行動を起こしましょう。」
ナイノア・トンプソン(patagonia 2017年5月号)