yattraの木版更紗は
印度の木版更紗は模様にあわせて染めや洗いを繰り返し、大地の上で思い切りのびした状態で乾かされます。
日本の土のような湿気を含んだものではなく、からからに乾いた砂状の土が時々生地に付着したまま巻かれることがあり、仕入れ先でそれを発見するともうそれがチャームポイントのように見えてしまい(もちろん模様がメインポイントですが)ついついセレクトボタンを押してしまうのです。
機械ではなく一枚一枚を人の手で仕上げているため、模様のズレだけでなく、そういった雰囲気も更紗にのってきます。
yattraの木版更紗は基本的にこちらで洗濯せず、現地のそのままをお見せしています。
さっと拭くくらいで難なく落とすことはできる砂のような土がごく稀についていることがありますが、捉え方によってはその出会いはラッキーなのかも、極小瓶に砂を入れいつもお茶飲む席の傍らに置いておくとか、でもそんな量の土はついてないか、ならば布についた小さなざらつきを撫でてみる、どこかのなにかを想像しながら。
ものに対してたまにはそれくらいの自由あってもいいよね。