寒波がやってきたとき
寒波で外にでられないときは家仕事を進める絶好のチャンス!とばかりに、ダラムサラ(インド北部にある、チベット亡命政府の拠点)からのライブ「気候変動の悪循環という危機」について、を聴きながら麹を温め、簿記を進める。傍らでは妻が黙々と黒豆と青大豆の調整。
ニュースでは鳥インフルエンザの報道。大規模養鶏工場の現状を知ると、10個100円程の卵やブラジル産の鶏肉は買えない。
陽射しを浴び、土を掘り、草や虫をついばみ、走り回り飛び回り、寒風を受け、ぎゅーっと身を寄せ合い眠る、ここでウコッケイたちがのびのびと生きているのは嬉しいし、彼らはほんと強い。
晴れ間が出たら外へ飛び出す。
銀色をかきわけたら緑が出てきて、干し草に飽きていたキキとブンは喜び無我夢中で緑を食んだ。それを見た僕たちも楽しくなり、汗かくほど何度も何度も滑り降りた。
白に埋もれていたニンジンとカブは甘みを増していた。
(西山)