ルアンパバーン着
ラオスへ
朝5時すぎに家を出発
ベトナム・ハノイ空港の昼下がり、簡素で静かでアンニュイなトランジットを経て
フランジパニ模様のプロペラ機に揺られること1時間
初めてラオスの地を踏んだのは19時をまわったころで、すでに辺りは真っ暗。
ラオスの古都・ルアンパバーン空港はこれまた簡素で、両替所(銀行)や売店は閉まっていて、出入口にプリペイドタクシーの受付がぽつんとあるだけで、
もちろん客引きなどは無く
入国審査を終えて5分後にはタクシーに乗り込んでいたような
空港から市街地へ向かう、この時間が好き
ぽつりぽつり一定の間で、オレンジ色に照らされた草や人や建物が目に入ってはすぐに去っていく
徐々に黒よりもオレンジ色の時間が長くなり、人通りも増え、商店や食堂、生活の様子があらわれてくる
宿はメコン川のすぐ近くにあり、街はちょっとした南国リゾート風、通り沿いに立ち並ぶ、木造の新しいオープンレストランでは、欧米の旅行者がナイトマーケットで売られているゆったりした薄手の柄物綿パンツをはいて、やはりゆったりと余暇を楽しんでる。
猫やニワトリがゆったりと通りを歩く。
この時期はちょうど雨季にさしかかっていて、夜でもじっとりと汗ばむなか
長い長ーいナイトマーケットの列を眺め、米粉の麺をすすり、初日が終わってゆく。
夜が更けてくると、辺りはすべて虫の声に満たされる。