yattraブログ

島根県の中山間地域でヤギやウコッケイたちと持続可能な農的暮らしをはじめました。無農薬のお米や野菜をつくっています。

レンテンの布で衣つくり

 じわりと暑い日がやってきましたね。

昨年に収穫した綿も、種まきから2日と経たずに芽を出してくれました。


 このたびyattraでは、ラオスのレンテン族の種から作られる手織り・手染めの貴重な生地を使い、1年を通して着ていただける衣つくりのワークショップを開催いたします。


レンテン族について→→以前の記事



このワークショップについて私たちは、話し合いを繰り返しておりました。


初めにこのワークショップをやりたい!と思いついたのは私です。

単純にレンテンの布で服を作ってみたかったのです。(ずいぶん前から)


ですが、主人はこの「単純につくってみたい」というのが、どうなのか。と言うのです。


私「えっ、そんなん、つくりたいからやん。この布で衣作ったらすてきやん!」


主人「それやったら一人でつくりや。」


私「えっ、なんでみんなで作るん楽しいやん」


主人「ワークショップにする意味何?何を伝えたいの?」


私「何をって…」


子ども(茶をこぼす)


主人「開催するからには、もっとしっかりプレゼンして」


私「え、衣にしたいの…」


子ども(キャットフードぶちまける)


主人「ワークショップで何がしたいの?」


私「えっ、つくりたい…」


子ども(以下略)



と、このような討論(ではないよね)が続いておりました。


当初、私は主人の言ってることが理解できなかったのですが、
自分なりに整理してみて、どうして衣にしたいのかを考えてみました。


すると、なんだかその裏に隠れていた大切なことが見えてきたような気がします。


そもそもこの布に出会ったのは主人です。
実際にレンテンの村に行って、染めているところや織っているところ、布になるまでの工程を見ています。
思い入れがあるでしょう。


もちろん布のままでも、かっこいい。


でも私は衣にしたかったのです。


なるべく無駄の出ないように、裁断を少なく、

「服を着る」というより、「布を纏う」ような、布の背景を大事にしたいと思いました。


この衣をみて、一番最初の種をまくところが想像できる、そんなのだったらきっと素敵だろうな、と。


そして、もし着れなくなる時が来たら、糸をほどいて再び布になる。


その布は土に還る。

 
考えてみるとすごくシンプルで、


ただ、縫い合わせて衣にするだけなのです。


でも自分でつくるその行為は私にとっては生活の中で、とても重要で美しいことだと思うからです。


今回、講師にお呼びするsaquさんと一緒にブラウスのデザインを考えました。

ワークショップではつくり方を丁寧に教えていただきます。



服を作ったことがある方も無い方も、新鮮で斬新で楽しいワークショップになると思います!


◎初めての人でも大丈夫、なみ縫いができればつくれます!





ワークショップ名:土に還る衣 レンテンの布で衣つくり
開催日時:2016年6月25日(土) 13:00-17:00(仕上がり時間により多少前後します)


会場: 旅する布yattra

住所: 京都市左京区高野泉町15 TEL: 090-9881-0339 E-MAIL: yattra_textile@yahoo.co.jp URL: http://yattra.squares.net


参加費:10,800 円(生地代込み、お茶菓子付き)


持ち物:
・裁縫用具(縫い針・まち針・はさみなど)
・定規
チャコペン(なければ鉛筆)
・手縫い用の縫い糸(20番の太めの糸か、なければ30番くらいの糸がよいです。)
 ※縫い糸の色ですが、参考までにサンプルでは白色と、ダルマ手縫い糸#34を使用しました。お好みで、生地とは全く違う色の糸で縫ってみてもよいかと思います。


講師:saqu
[profile:短大被服科(東京)卒業。大阪の星ヶ丘洋裁学校で7年間(パターン専科含む)洋裁を学ぶ。
年に数回開く個展の衣は、生地選び・デザイン・パターン作成・縫製までひとりで仕上げる。]


お申し込み・お問い合わせ:お電話、メールで承っております◎
http://yattra.squares.net/contact/contact.html


*材料など準備の関係上、ご予約は参加5日前までにメールまたはお電話でお願いいたします。

**あらかじめ生地を裁断しますので、お申し込み後のキャンセルは一切お受けできません。
やむをえずキャンセルされる場合は、裁断した生地をお渡しし参加費を頂戴することになりますのでご了承ください。

参加を希望される方は、下の画像の2パターンからどちらかを選んでいただきお申し込み時にお伝えください。