yattraブログ

島根県の中山間地域でヤギやウコッケイたちと持続可能な農的暮らしをはじめました。無農薬のお米や野菜をつくっています。

R2年度の大田市定住支援ガイドブック

 以前yattraのフェイスブックとブログにアップした写真が、R2年度の大田市定住支援ガイドブックの表紙になりました!

 

大田市のサイトから冊子の内容(pdf)をご覧になれます。*冊子隅の文字は僕たちの言葉ではありません。

https://www.teiju-ohda.jp/oshirase/2639

 

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しっかりしたアンテナ持ってないとなかなか島根の情報は入ってこない現状かもしれませんが、包み隠さず申し上げると、ほんとに良いところです。

 

それでは本日もみなさまの定住をお待ちしております。

ヤギのキキ

 体をつくるもの、それは食べものや飲みものといった身体に摂り入れるもの。


新たな場所へ移るにあたって、大切にしていたことのひとつに、いつも摂取する空気と水がきれいなこと。主食であるお米を自給すること。それは美味しく安心できるものであること。

 

数年前、親戚に将来のことを問われ、こんなことを話していた僕は半ば夢を見ているのではないかと思われていたのかもしれません。ですが、本当に幾多のご縁に恵まれ、いま素晴らしい環境に身を置くことができています。

また、自然環境に大きく左右されるため毎年しっかりとできるか保証のないお米つくりは、より自然環境を大切にしようという気持ちを強くさせてくれます。私たちのお米を買ってくださる方々もきっとそういった想いを強くお持ちのことと思います。

 

もうひとつ、20年ほど前に初めてインドを訪れたときイメージしたことがあります。それは、いつの日かヤギと一緒に暮らしたい。この話題が出ると家族間でも「いやいやそれはありえないだろう」といった感じの雰囲気でした。

 

でも、やってきてくれました。

 

夫婦でぼんやりとそんな話をしている最中、突然近所の方からの連絡

「ヤギを飼わない?」

こんなことが本当に起るんだなと涙が出そうになりました。


国立公園三瓶山の麓からわが家へやってきたヤギの名前はキキ。1歳くらいの女子です。穏やかだけどはっきりとこちらへ意思表示します。

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「何のためにヤギを飼っているの?」「草刈り要員」たまにそんなことを言われますが、キキが何のためにいるのかと考えたことはありません。

 

言えるのは、彼女がここにいることで暮らしがずっと豊かになりました。

 

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キキもみなさまに会えるのを楽しみにしています(たぶん)。これからもよろしくお願いします。

 

(西山)

新メンバー・ウコッケイ

初収穫新米のご注文をくださった方々、ほんとうにありがとうございます!


振り幅の大きすぎる気候やイノシシの件もありましたが、幸い予想以上の収量がありました。毎日、ごはんがおいしいなあと話すわが家の食卓。

ひきつづきご注文を承っておりますので、よろしくお願いします。

 

富山町に移住して、yattraにも新メンバーが加わりました。

 

ウコッケイ10羽+雛4羽(生後4日目)

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産卵用に品種改良された一般的なニワトリは毎日卵を産み、その卵を抱えることはありません(孵化させるためには孵化器が必要で、雛のうちは電球で保温器を作ってあげたりとしばらく人間がお世話をしてあげなくてはなりません)

ウコッケイはニワトリの原種に近く、産卵の頻度は少なくなりますが、時期が来ると卵を抱えます。母鶏は孵化までの約21日間、ほとんど飲み食いもせずひたすら卵を抱えつづけます。そして無事に雛が産まれてくると、今度は生きていくためのすべてを子どもに教えていきます。言葉はなく動くことで。夜は子どもたちみんなを羽根の中に包んで眠ります。僕たちが子どもに近づくと母は必死で守ろうとします。

そして2,3か月が経つころ、母は子どもを突き放すことで親離れさせます。

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美しさと深い愛情に魅了されます。

ぴかぴかの新米ができました

ぴかぴかの満月の日に無事に稲刈りを終え、ぴかぴかの新米ができました!

 

農薬を使わないお米づくりは、想像していたよりずっと大変なことでした。

田植えのときにはまったく見えなかった草が次から次へと生えてくるのです。稲は少々踏みつけられても立ちあがってくる強い植物ですが、雑草に囲まれると肩身が狭くなって、場合によっては姿を消してしまうほど。


それでも毎日田んぼに入って雑草をとる時間はどこか瞑想のようで、カエルやオタマジャクシたちと一緒に毎日田んぼに入れることは喜びでした。稲の間で蛇がとぐろを巻いてすやすや眠っているのを発見したときは、田んぼの中の世界に魅了されていました。

 

電柵を張った翌日に猪に入られたりもしましたが、新参者への挨拶だろうと、獣害とされる動物も私たちにとっては勉強になりありがたい存在でした。(その数日後、罠にかかった猪の肉をいただき食べることになろうとは!)

 

とにかく、お米つくりは楽しくてわくわくします!

 

このたび丈夫にできてくれたお米を販売します。

品種はコシヒカリです。

分づき米や玄米でも美味しく食べれます。

水はホタルが住む清流からひいています。

満天の星空の下、寒暖差の大きい中山間地域で谷の風を受けて育ちました。旨みが凝縮してくれてるはずです。


ぜひ、とれたての新米を召し上がってほしいなぁと思いました!

 

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※価格は以下です

20㎏をお買い上げくださる場合は2回目のご注文から500円引きの10,500円(送料込み)となります。

 

5㎏ 2,800円(+送料)
10㎏ 5,500円(+送料)
20㎏ 11,000円(送料込み) *2回目からの20㎏ 10,500円(送料込み)

 

簡易包装にご協力をお願いいたします。段ボール梱包をご希望の方は別途140円御負担をお願いいたします。

ゆうパック https://www.post.japanpost.jp/…/you_…/charge/ichiran/32.html


・玄米・八分つき・五分つき・白米よりお選びください。

※精米した場合は、分量が5~10%程減ります。精米は無料です。


・ご注文:yattraのメール yattra_textile@yahoo.co.jp、またはfacebookのメッセージへ
「お名前」「お届け先」「ご連絡先」「ご希望の分量と精米」
をご連絡ください。


・お支払い:ゆうちょ銀行への振り込みになります。ご注文後にお買上げ金額と振込口座をご連絡いたします。振込手数料はご負担くださいますようお願いいたします。


・発送:お支払いが確認できましたら早急に発送いたします!

 

ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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Enjoy 田植え!

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田車除草機を押す毎日

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朝日が顔を覗かせたとき、田に龍が来た

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我が家を望む

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草取りの毎日 昆虫動物たちとの出会い

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田は楽しいところだ!

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日に日に変わっていく色

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天日干しの日は暑くて暑くて人間が干からびるかと思った

富山町での暮らし

久しぶりの投稿になります。みなさまはいかがお過ごしでしたか。
 
私たちは4月より島根県に移り、京都にいるときとは少し違うペースの暮らしが始まりました。当時、県内に知り合いは一人もおらず、所謂縁もゆかりもない土地だったのかもしれませんが、豊かな自然と資源、人の優しさに支えられ、大げさな言いようではなく本当に日々感激しながら生活しています。いまでは、これは縁だったのかな、とも思っています。
 
そんな大田市富山町での生活は、農的な要素が大きなウェイトを占めています。そして烏骨鶏10羽とヤギのキキがわが家にやって来ました!
日の出の眩しい光を浴びて目が覚め、外へ出るときれいな空気と見渡すかぎりの緑、キキと散歩して、ニワトリたちに朝ごはんを持っていく。日中は谷の風を感じながら泥や土や植物にまみれ、朝夕は家族みんなでごはん、収穫したばかりの野菜、夜は薪で風呂を焚き、見上げると満天の星空。
 
世界では素敵なことがたくさんあります。その一方でいま世界が混乱しています。連綿と続く消費貨幣即物主義にとって目に見えないものに対する脅威は相当なもので、今後ものの見方、考え方、価値観、暮らしはどのように変わっていくのか。または、ワクチンといわれるもの、または給付金によって、変わらずに済むのか、いろいろと忘れて以前の生活に戻るのか。
これまでも大きな転機は訪れていました。地震津波原発事故。。「想像」を超える出来事が起こりうる時代になりました。そして、コロナのようなものはどうして大発生したのか、そういったことも考えていく必要がありますね。
 
うちにはテレビがありませんが、できるだけ感覚のアンテナを張り、多角的に物事を捉えていきたいと思っています。夫婦間でいまそしてこれからの生活のことをいつも話し合ってきました。自分たちにとって大切なものは何なのかを見失ってはいけないと強く自分に言い聞かせているうちに、おもしろいですね、トレーニングすると技術や体力が身に付いてきますが、どうやらメンタルもトレーニングすることで身につくようです。
 
大切にしたいことのひとつ、4月から農薬を使わないお米つくりをしています。
7月までは草抜きのため毎日のように田んぼに入りました。服は泥まみれで体力的にも結構堪えますが、実はこの時間は考えごとをするのにはうってつけで、さらに田んぼに住む生きものたちを間近で見ていると、自分は彼らと共に生きていると実感できます。地域の人もよく声をかけてくれます。力が湧いてきます!
最近では、イノシシがプールと勘違いして田のなかで泥遊びしたり、虫やスズメたちにつまみ食いされつつも、ツバメやカエルやクモやバッタやイモリやヘビやカメやカニや微生物たちがなんだかにぎやかな世界を築いています。薬の脅威がないのでのびのびしているようです。稲は強く少しずつ生長し、緑から黄金色へ変わってきました。天日干しのなだら(木や竹)を組んだりと稲刈りの準備も始まりました。収穫してほっとしたい半面、排水口を開け水を抜きながら、この世界が一旦終わってしまうのを惜しく思ったりします。
 
無事9月にお米を収穫できれば、ぜひみなさまに味わっていただきたいと思っています。
 お店の方は改装などもあり、もう少し時間がかかりそうです。布の話題とは少し外れるかもしれませんが、ここでの暮らしのことなど報告したいと思っています。
朝晩涼しくなってきました。残暑との寒暖差にお体お気をつけください。
 
 
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「旅する布展@D_MALL京都」

 D_MALL京都店にて、本日3月6日より始まります「旅する布展」

 

これまで機を見ては素敵な世界と出逢うため旅に出て小さな村村を巡ってきましたが、そうしているうちに今度は自分たちが小さな村で暮らすことになりました。おもしろいものですね。

そんな僕たちをやさしく送り出してくれるD_MALL京都「旅する布展」。

 ["yattra" 旅する布展]

日程:2020年3月6日 (金) ~ 4月1日 (水)

会場:D_MALL京都店 ギャラリースペース

http://blog.d-mall.co.jp/?eid=565


ご来店お待ちしております。

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ありがとう、そして、これからも

 唐突ではありますが、みなさまにお知らせがあります。

 

このたび、私たちyattraは島根県に移転することになりました。

ここ京都での活動は3月いっぱいでお終いになります。

 

少ない営業日にもかかわらずお越しくださったみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです。そして、みなさまから素敵なお話を聴けたことがなによりも宝物です。

 

ここで数々のワークショップやイベントをしてきましたが、どれもが生活を豊かにするもので、そこには実りのある気づきもありました。

 

それらすべてが、私たちのいま、これからの生き方につながっています。

 

初めてインドに行ったとき、商店のおじちゃんがさーっとサリーをひろげて「どや?」と。6メートルもあるサリーは茜や木の実で染められており、化繊ではなく柔らかな木綿。そのかっこよさに釘付けになりました。

そのときめきは、もはや恋でした。

それからは旅へ出るたびに素敵な布との出会いを求め、工房や民家を訪ね歩きました。

 

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そのように半ば恋した布を店やイベントなどでご紹介してきました。

yattraで買っていただいた布がみなさまの元でかたちを変え、新たに衣や持ちものとなり、ときにそれを身に付けて私たちに見せてくださったときは本当に嬉しかったです。

旅する中で出会った布が、また新たな場所で私の想像を越えて旅を続けるのですね。

 

次の場所で新たな形でyattraをやっていこうと決心できたのもみなさまとの出会いがあったからです。

ありがとうございました!

 

そして、これからもあたたかい交流が続いてゆくことを願って。

 

 

2020.2.27 寺島薫子

 

 

 

"yattra" 旅する布展 @D_MALL京都

庭に梅の香りが満ちて、小鳥たちも澄んだ声を上げ楽しそう。出会いと別れの時期が近づいてきました。
 
植物たちも芽吹いたり素敵なときに、D_MALL京都店にて展示販売会させていただけることになりました!
 
いつも、爽やかな気持ちになれるお店、「良いもの」を作っているからかっこよくて日常着としてヘビロテで着ても丈夫、綻びがでたらお直しもしてくれたり、店内の床や棚いたるところにある木のあたたかみ、店員さんの自然体とも思えるような気配り、いわゆる洋服店のイメージとは一線を画す、そんな素敵な場所で異国の匂い漂わせ布たちがご来店をお待ちしております!
["yattra" 旅する布展]
日程:2020年3月6日 (金) ~ 4月1日 (水)
会場:D_MALL京都店 ギャラリースペース

 


 

2月7日(金)オープンします!

寒い日がなかなかやってこないまま立春を迎えました。

梅の花も咲き、ヨモギカラスノエンドウたちも育ちはじめました。

 

2月のヤットラは不規則な営業日となり、オープン日は直前の発表となりそうです。

 

まずは、7日(金)13時から日暮れころまでオープンします!

 

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パンも少しばかり並べようかと思っております。

低温24時間発酵することで酵母の旨みがでて、焼き上がりから一週間ほど日に日に味が落ち着き、素朴ですがじっくりと旨みを楽しんでいただけます。

 

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今の場所も落ち着けるけれど、こんな土や動植物の匂いのするところで布見ていただいたり、ワークショップしたり、パン焼いたり、珈琲やハーブティーや野草茶と一緒にのんびりと交流できたら素敵だなーとか想像する日々。


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その他の日にご来店をご希望される方はご連絡ください@できるかぎり開けられるようにします♪

後のオープン日は追ってお知らせします。

蔵出し市@yattra

新年早々みなさまのおかげで盛況に終えることができました、ニューイヤー・マーケット。

 

ひきつづきまして、1月25日(土)に蔵出し市@yattraを開催します!

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  • しばらく着ることのなかった衣料(まだきれいだけどやっぱり自分には似合わないかな)
  • サイズアウトした子供服(子どもはどんどん成長するし、たくさん着替えが必要なので親的には助かるー)
  • まだまだ使える自転車や家電や大きなもの(引渡し時期の指定やある程度融通きくかも)
  • 手づくりの味のあるもの(自分にはまったとき、これが一番うれしい)
  • おやつ
  • (プレミアついてるのでは?て感じの)掘出し物

などなど、

他にも出店者のみなさんがどんなものを持ってこられるのか全く把握しておりませんので、出たとこ勝負といいますか、とにかくにぎやかでゆるくて楽しみな一日となりそうです。

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みなさまお誘いあわせの上、ぜひ蔵出し市へお越しくださいませ。